Japanese
English
誌上シンポジウム 椎弓形成術 アップデート
頚椎後方除圧後のC5麻痺の予防
Prevention of C5 Palsy after Cervical Posterior Decompression
山崎 昭義
1
,
和泉 智博
1
,
勝見 敬一
2
,
澁谷 洋平
1
,
牧野 達夫
1
,
金城 純人
1
Akiyoshi YAMAZAKI
1
,
Tomohiro IZUMI
1
,
Keiichi KATSUMI
2
,
Yohei SHIBUYA
1
,
Tatsuo MAKINO
1
,
Sumito KINJYO
1
1新潟中央病院整形外科脊椎・脊髄外科センター
2新潟大学地域医療教育センター魚沼基幹病院整形外科
1Spine Center, Department of Orthopaedic Surgery, Niigata Central Hospital
2Department of Orthopedic Surgery, Uonuma Institute of Community Medicine, Niigata University Medical and Dental Hospital
キーワード:
C5麻痺
,
C5 palsy
,
頚椎
,
cervical spine
,
後方除圧術
,
posterior decompression
Keyword:
C5麻痺
,
C5 palsy
,
頚椎
,
cervical spine
,
後方除圧術
,
posterior decompression
pp.699-704
発行日 2018年8月25日
Published Date 2018/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201150
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頚椎後方除圧・固定術に伴うC5麻痺発生の予防法の取り組みについて述べた.除圧術に対しては,術前椎間孔径2.5mm以下に予防的C4/5椎間孔拡大術を,また固定術に対しては,予防的C4/5椎間関節切除術を行ってきた.しかし,いずれも発生率を減らすことができても,根絶には至らなかった.椎間孔の除圧不足は,C5麻痺を誘発する可能性があるので,十分な除圧が必要である.ドリル熱対策として最近,冷却水を使用しているが,今のところその有用性は実証されたとはいえなかった.術中脊髄モニタリングによって,C5麻痺の発生機序が解明されつつある.
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