誌上シンポジウム 変形性足関節症のフロントライン
緒言
仁木 久照
1
Hisateru NIKI
1
1聖マリアンナ医科大学整形外科学講座
pp.456
発行日 2018年6月25日
Published Date 2018/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201095
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いま,日本足の外科学会で最も参加者が集まる会場は「変形性足関節症」のセッションではないだろうか.そしてついに2018年,日本人工関節学会では大会史上初めて「人工足関節」のセッションが設けられ,案の定立ち見が出た.数年前にはみられなかった光景である.
股・膝関節ご専門の先生からすれば,「なぜ,今頃足関節OA?」と思われるかもしれない.超高齢社会となり変形性OA患者の数が増えた,足の外科医が増えた,人工足関節に関する情報が増えた,など理由はさまざまだろう.いずれにしても,この数年,足関節OAに対する注目度が上がっているのは紛れもない事実である.
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