Japanese
English
誌上シンポジウム 変形性足関節症のフロントライン
変形性足関節症:疫学と病態
Etiology and Pathology of Ankle Osteoarthritis
栃木 祐樹
1
Yuki TOCHIGI
1
1獨協医科大学埼玉医療センター整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Dokkyo Medical University Saitama Medical Center
キーワード:
変形性足関節症
,
ankle osteoarthritis
,
疫学
,
epidemiology
,
病因
,
pathogenesis
Keyword:
変形性足関節症
,
ankle osteoarthritis
,
疫学
,
epidemiology
,
病因
,
pathogenesis
pp.457-461
発行日 2018年6月25日
Published Date 2018/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201096
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変形性足関節症は臨床で取り扱う機会が少なく,一般成人における有病率も1%未満と推測される.病因別分類では,欧米では外傷性が大半(>70%)を占め,1次性は少数(<10%)とされるが,本邦では外傷性が半数程度で,1次性が30%以上と頻度が高い.「繰り返しの捻挫」といった比較的軽微な外傷に続発している症例では,元来の関節制動性が低い骨形態的特徴を有している場合が多く,同様の特徴を有する多くの1次性とともに「関節形成不全に伴う慢性不安定症が関節症につながる」という発症メカニズムを共有する病態である可能性が高い.
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