Japanese
English
臨床経験
非特異的腰痛のペインドローイング分類と年代との関係
Relation between Pain Drawing-based Classification for Non-specific Low Back Pain and Age Group
佐々木 哲也
1
Tetsuya SASAKI
1
1佐々木整形外科
1Sasaki Orthopaedic Clinic
キーワード:
非特異的腰痛
,
non-specific low back pain
,
ペインドローイング
,
pain drawing
,
年代分布
,
age group
Keyword:
非特異的腰痛
,
non-specific low back pain
,
ペインドローイング
,
pain drawing
,
年代分布
,
age group
pp.1073-1078
発行日 2017年11月25日
Published Date 2017/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408200956
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背景:非特異的腰痛の全体像に関する報告は少なく,非特異的腰痛の定義も明確ではない.
方法と対象:当院を受診した腰痛・腰下肢痛を主訴とした非特異的腰痛542例を,ペインドローイングを用いた4型に分類し,年代との関係について調べた.
結果:非特異的腰痛の50%弱を30〜40代が占めた.ペインドローイング分類別では腸骨稜上下群が最も多く,各年代とも約40%前後だった.腸骨稜上下群は年代とともに減少し,腸骨稜下方群は年代とともに増加した.増加した腸骨稜下方群は殿部下肢群が主体だった.70歳以上では殿部下肢群が79%と大半を占めた.一方,30〜40代では殿部群が多かった.
まとめ:ペインドローイング分類を用いることで,非特異的腰痛の病態研究が前進する可能性がある.
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