Japanese
English
誌上シンポジウム 創外固定でどこまでできるか?
リング型創外固定による外傷治療
Ring External Fixators in Lower Extremity Trauma
野坂 光司
1
,
宮腰 尚久
1
,
山田 晋
1
,
齊藤 英知
1
,
木島 泰明
1
,
土江 博幸
1
,
斉藤 公男
1
,
島田 洋一
1
Koji NOZAKA
1
,
Naohisa MIYAKOSHI
1
,
Shin YAMADA
1
,
Hidetomo SAITO
1
,
Hiroaki KIJIMA
1
,
Hiroyuki TSUCHIE
1
,
Kimio SAITO
1
,
Yoichi SHIMADA
1
1秋田大学大学院医学系研究科医学専攻機能展開医学系整形外科学講座
1Department of Orthopaedic Surgery, Akita University Graduate School of Medicine
キーワード:
リング型創外固定
,
ring external fixation
,
荷重
,
weight bearing
,
高齢者
,
older patients
Keyword:
リング型創外固定
,
ring external fixation
,
荷重
,
weight bearing
,
高齢者
,
older patients
pp.713-717
発行日 2017年8月25日
Published Date 2017/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408200875
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Ilizarov創外固定に代表されるリング型創外固定は,術者にとっては手技が煩雑で,患者にとってはかさばって不快というイメージが付きまとう反面,リング型創外固定を得意とする術者(Frame surgeon)が,径1.8mmのワイヤーを多数駆使して,下肢の脆弱性粉砕骨折を強固に固定し,術直後から全荷重歩行可能な患者をみると,やはりリング型創外固定はこれからの超高齢社会において,なくてはならない治療法であることを実感する.また,変形治癒や偽関節など,慢性期症例に対して使用されるイメージが強いリング型創外固定であるが,急性期外傷でも強い力を発揮できる.
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