誌上シンポジウム 内視鏡診断・治療の最前線
緒言
吉川 秀樹
1
1大阪大学大学院医学系研究科整形外科
pp.936
発行日 2012年10月25日
Published Date 2012/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408102472
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関節鏡は,1950年代,本邦の渡辺正毅らが世界に先駆けて開発したオリジナリティの高い業績である.その後,1975年より日本関節鏡学会(現 日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会,JOSKAS)を基盤に膝関節鏡の開発,臨床応用を中心に発展してきた.近年の世界的な低侵襲手術への期待に伴い,小関節の関節鏡,脊椎内視鏡など新しい機器が次々と開発されてきた.技術面でも脊椎領域では,日本整形外科学会による脊椎内視鏡下手術・技術認定医制度も確立されている.このように,整形外科領域の内視鏡による診断・治療の進歩は著しく,整形外科手術が激変しつつあるといっても過言ではない.本誌上シンポジウムでは,整形外科各領域での内視鏡を用いた診断・治療の最新の知見を,臨床の第一線でご活躍の先生方に解説していただいた.
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