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シンポジウム 外傷に対するプライマリケア―保存療法を中心に
鎖骨遠位端骨折に対する鎖骨バンドと弾性包帯を使用した保存的治療法
The Conservative Treatment Using Elastic Bandage and Clavicular Band for the Distal End Fracture of the Clavicle
西堀 靖広
1
,
佐藤 伸一
2
Yasuhiro Nishibori
1
1塙厚生病院整形外科
2北福島医療センター整形外科外傷部
1Department of Orthopaedic Surgery, Hanawa Kousei Hospital
キーワード:
distal end fracture of the clavicle
,
鎖骨遠位端骨折
,
conservative treatment
,
保存的治療法
Keyword:
distal end fracture of the clavicle
,
鎖骨遠位端骨折
,
conservative treatment
,
保存的治療法
pp.9-13
発行日 2004年1月1日
Published Date 2004/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408100343
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抄録:烏口鎖骨靱帯損傷を伴った鎖骨遠位端骨折Neer分類Type Ⅱ(以下Type Ⅱとする)の治療は,主に手術療法が行われている.その理由は,従来の保存的治療法では骨癒合を得ることが困難であったためである.われわれは,鎖骨遠位端骨折Type Ⅱ 15例に対し鎖骨バンドと弾性包帯を使用した保存的療法を行った.2例に軽度の外転制限を認めたが,疼痛,ADL制限,変形治癒を残した症例はなかった.われわれの方法は簡便で患者の負担も少ない有効な方法である.
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