Japanese
English
臨床報告・1
低体温脳分離体外循環下に摘出した下大静脈-右心房内後腹膜腫瘍塞栓の1例
A case of retroperitoneal tumor thrombus expending into the inferior vena cava and the right atrium removed with the aid of hypothermic selective cerebral perfusion
中野 昌彦
1
,
亀井 隆史
1
,
益田 宗孝
2
,
川内 義人
2
,
許斐 康煕
2
,
田中 雅夫
2
Masahiko NAKANO
1
1九州大学医学部第1外科
2九州大学医学部心臓外科
キーワード:
後腹膜平滑筋肉腫
,
下大静脈—右心房内腫瘍塞栓
,
低体温脳分離体外循環
Keyword:
後腹膜平滑筋肉腫
,
下大静脈—右心房内腫瘍塞栓
,
低体温脳分離体外循環
pp.657-660
発行日 1995年5月20日
Published Date 1995/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407905223
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はじめに
今回われわれは,下大静脈から右心房にまで腫瘍塞栓を形成するという,きわめてまれな進展を示した後腹膜平滑筋肉腫の患者に対し,低体温脳分離体外循環下に腫瘍塞栓を摘出し,良好な結果を得たので報告する.
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