Japanese
English
臨床研究
腫瘤径別にみた乳頭温存手術(GIt+Ax)の治療成績
Surgical results of the nipple preserved mastectomy according to the tumor size
尾浦 正二
1
,
櫻井 武雄
1
,
吉村 吾郎
1
,
玉置 剛司
1
,
梅村 定司
1
,
内藤 泰顕
2
Shoji OURA
1
1和歌山県立医科大学附属病院紀北分院外科
2和歌山県立医科大学附属病院紀北分院胸部外科
キーワード:
乳頭温存手術
,
GIt+Ax
,
治療成績
Keyword:
乳頭温存手術
,
GIt+Ax
,
治療成績
pp.623-627
発行日 1994年5月20日
Published Date 1994/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901547
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はじめに
乳癌縮小手術として乳頭および乳房温存手術を施行する場合,腫瘤径,腫瘤占拠部位,広範な石灰化や乳頭異常分泌の有無,組織型,腋窩リンパ節転移など種々の要因が適応基準因子として選択されているが,ごく例外的な一部の施設を除けば,腫瘤径が適応基準の根幹を成しているのが,ほとんどの施設の現状と思われる.そこで今回われわれは,腫瘤径別に乳頭温存手術Glt+Ax(以下,温存術)施行例の治療成績を乳房切除手術(以下,切除術)施行例と比較し,温存術の有用性を検討したので報告する.
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