Japanese
English
臨床報告・1
少量シスプラチンと5-FUが悪性胸水制御に有用であった再発乳癌の1例
A case of recurrent breast carcinoma with malignant pleural effusion treated successfully with low dose cisplatin and 5-FU
尾浦 正二
1
,
櫻井 武雄
1
,
吉村 吾郎
1
,
玉置 剛司
1
,
梅村 定司
1
,
粉川 庸三
1
Shoji OURA
1
1和歌山県立医科大学附属紀北分院外科
キーワード:
biochemical modulation
,
5—FU
,
シスプラチン
,
再発乳癌
,
悪性胸水
Keyword:
biochemical modulation
,
5—FU
,
シスプラチン
,
再発乳癌
,
悪性胸水
pp.101-104
発行日 1997年1月20日
Published Date 1997/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902625
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
近年,5-FUに種々のmodulatorを併用して,その抗癌効果を高めるbiochemical modu-lation1-3)(以下,BM)が注目を集めている.本邦でも主として消化器癌に対するBMの治療成績4)が報告されるようになってきたが,乳癌に対する報告は未だ少ない.今回われわれは,少量シスプラチンと5-FUによるBM5,6)が悪性胸水制御に有用であった再発乳癌の1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.