Japanese
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特集 早期胃癌の内視鏡的根治切除
lesion lifting法を用いた腹腔鏡下胃局所切除術—Laparosonic Coagulating Shears(LCS)応用による適応の拡大
Application of Laparosonic Coagulating Shears (LCS) for laparoscopic wedge resection of the stomach using a lesion lifting method
大上 正裕
1
,
大谷 吉秀
1
,
栗原 直人
1
,
小川 信二
1
,
熊井 浩一郎
1
,
久保田 哲朗
1
,
北島 政樹
1
1慶應義塾大学医学部外科
キーワード:
早期胃癌
,
腹腔鏡下手術
,
腹腔鏡下胃局所切除術
,
lesion lifting法
,
LCS
Keyword:
早期胃癌
,
腹腔鏡下手術
,
腹腔鏡下胃局所切除術
,
lesion lifting法
,
LCS
pp.49-55
発行日 1995年1月20日
Published Date 1995/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407905135
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教室では,胃癌のうち,①術前深達度診断m,②Ⅱa病変の場合25mm以下,③Ⅱc病変の場合15mm以下でUl(−)を満たしたものは,リンパ節転移の危険はほとんどなく,確実な局所切除で根治が得られると考え,1992年3月よりlesion lifting法による腹腔鏡下胃局所切除術を施行し良好な成績を得ている.当初は胃前壁病変のみを適応としていたが,Laparosonic Coagulat-ing Shears (LCS)の使用により,小彎,大彎の血管の処理が安全,容易に行えるようになったため,小彎や大彎の病変に対しても適応が拡大され,手術時間も短縮された.これまでに胃粘膜癌10例に対して本法を施行し,径50〜110mmの全層の切除標本が得られ,切離縁から病変部までの距離も6mm以上確保できた.低侵襲性と根治性を兼ね備えた本手術法は,LCSの使用により,さらに安全な手技になったと考える.
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