Japanese
English
特集 胃癌治療ガイドラインの検証
腹腔鏡下胃局所切除の適応基準
Indication of laparoscopic wedge resection for early gastric cancer
大谷 吉秀
1
,
古川 俊治
1
,
北川 雄光
1
,
才川 義朗
1
,
吉田 昌
1
,
久保田 哲朗
1
,
熊井 浩一郎
2
,
向井 萬起男
3
,
北島 政樹
1
Yoshihide OTANI
1
1慶應義塾大学医学部外科
2慶應義塾大学医学部内視鏡センター
3慶應義塾大学医学部病理
キーワード:
腹腔鏡下胃局所切除術
,
lesion lifting法
,
センチネルリンパ節
,
縮小手術
Keyword:
腹腔鏡下胃局所切除術
,
lesion lifting法
,
センチネルリンパ節
,
縮小手術
pp.1645-1650
発行日 2002年12月20日
Published Date 2002/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407905078
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早期胃癌に対する腹腔鏡下胃局所切除術はリンパ節転移のない比較的小さな病変に対する低侵襲で根治性の高い治療法である.胃内視鏡によるEMR,腹腔鏡下もしくは開腹縮小手術との間に位置するが,粘膜癌に対するこれまでの適応(Ⅱa:T<25 mm,Ⅱ c:T<15 mm,UL (−))に加え,sentinel lymph nodeの検索によるリンパ節転移の確実な把握ができるようになれば,粘膜下層に浸潤する胃癌に対して本法が適応できる可能性がある.胃の大部分を温存できる局所切除に対する期待は大きい.
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