Japanese
English
特集 早期胃癌の内視鏡的根治切除
腹腔鏡誘導下胃部分切除術と経胃瘻的内視鏡下胃内手術
Laparoscopy-guided partial resection of the stomach and transgastrostomal endoscopic surgery
山下 裕一
1
,
酒井 憲見
1
,
前川 隆文
1
,
秀島 輝
1
,
城戸 和明
1
,
衣笠 哲史
1
,
平城 守
1
,
白日 高歩
1
Yuichi YAMASHITA
1
1福岡大学医学部第2外科
キーワード:
早期胃癌
,
内視鏡下外科手術
,
胃部分切除
,
胃内手術
Keyword:
早期胃癌
,
内視鏡下外科手術
,
胃部分切除
,
胃内手術
pp.43-47
発行日 1995年1月20日
Published Date 1995/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407905134
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早期胃癌に対する内視鏡下粘膜切除術(EMR)の普及に伴い,EMRでは一括切除が不可能な早期胃癌に対して,低侵襲性の腹腔鏡を用いた内視鏡下外科手術が試みられている.本稿では,小開腹法を用いた2種類の術式を紹介し,その適応について述べる.
腹腔鏡誘導下胃部分切除術は,腹腔鏡により病変部を同定し,その直上の腹壁を小切開し,体外で病変部の胃を部分切除する方法である.
経胃瘻的内視鏡下胃内手術は,小開腹にて一時的な胃瘻を作製し,径40mmのBuess型手術用スコープセットを胃内に挿入して病変部粘膜を切除する方法である.
これらの手術方法は操作が容易であり,内視鏡を用いた手術手技の1つとして有用であると考えられる.
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