カラーグラフ 内視鏡下外科手術の最前線・1
腹腔鏡下胸部食道抜去術
八幡 浩
1
,
杉野 圭三
1
,
滝口 透
1
,
吉岡 伸吉郎
1
,
内田 一徳
1
,
土肥 雪彦
1
Hiroshi YAHATA
1
1広島大学医学部第2外科
pp.5-11
発行日 1995年1月20日
Published Date 1995/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407905128
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はじめに
腹腔鏡下外科手術の手技の特徴は,ビデオモニターを介する間接視と腹壁外からの非接触遠隔操作である.この手技を胸部食道抜去術に応用すると,食道裂孔からCCDカメラを後縦隔に入れて胸部食道をビデオモニター下に観察でき,腹腔鏡下手術用の鉗子で食道裂孔より手術操作が可能となる.
私どもは,この腹腔鏡下手術の特徴を生かして,今までは禁忌と考えられてきた進行胸部食道癌に対する経食道裂孔的食道抜去術を行っているので報告する.
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