Japanese
English
臨床報告・1
悪性無症候性膵島細胞腫の肝転移に対し,streptozocin(STZ),5-FU肝動注療法が奏効した1例
12 year survival case of malignant islet cell tumor with multiple liver metastasis by arterial infusion therapy using streptozocin and fluorouracil theraphy
柿原 直樹
1
,
高橋 滋
1
,
泉 浩
1
,
竹中 温
1
,
早雲 孝信
2
,
加藤 元一
3
Naoki KAKIHARA
1
1京都第二赤十字病院外科
2京都第二赤十字病院消化器科
3京都第二赤十字病院病理部
キーワード:
streptozocin(STZ)
,
膵島悪性細胞腫
,
肝動注療法
Keyword:
streptozocin(STZ)
,
膵島悪性細胞腫
,
肝動注療法
pp.1729-1731
発行日 2002年12月20日
Published Date 2002/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407905094
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はじめに
無症候性膵島細胞腫瘍は比較的稀な疾患とされている1,2).本症は無症候性のために腫瘤が大きくなってから発見されることが多く,そのために悪性化も高頻度に見られるとされている3).今回,筆者らは術後多発肝転移をきたした膵島細胞腫に対し,皮下埋め込み型リザーバーを用いて動注化学療法を行い,肝再発後5年生存を得られた症例を経験したので報告する.
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