Japanese
English
臨床報告・1
バリウム虫垂結石による急性虫垂炎の1例
Acute appendicitis caused by impacted barium appendicolith: report of a case and literature review
宗岡 克樹
1
,
白井 良夫
3
,
藤村 夏美
2
,
佐藤 英司
2
,
須田 剛士
2
,
豊島 宗厚
2
Katsuki MUNEOKA
1
1新津医療センター病院外科
2新津医療センター病院内科
3新潟大学大学院消化器・一般外科(第1外科)
キーワード:
急性虫垂炎
,
バリウム結石
,
虫垂結石
Keyword:
急性虫垂炎
,
バリウム結石
,
虫垂結石
pp.1725-1728
発行日 2002年12月20日
Published Date 2002/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407905093
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はじめに
バリウム虫垂炎はバリウムを用いた消化管造影後に虫垂内にバリウムが残存し,急性虫垂炎を引き起こす病態である1).欧米では1970年のDehartの症例以来16例の報告がなされているが,本邦での報告は見られない.今回,バリウムを用いた上部消化管造影後2年9か月目に急性虫垂炎を発症し,虫垂切除術が施行され,硫酸バリウムからなる虫垂結石が虫垂炎の原因と考えられた症例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.
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