Japanese
English
米国でのProbiem-Based Learning形式による外科研修
Problem-Based Conference(13)—患者・家族とのコミュニケーション:胆道系手術と合併症(その1)
Surgical training based on the problem-based learning system in the United States: Problem-based conference (13) Communication with a patient and family: Biliary surgery and complications (part 1)
町 淳二
1
,
児島 邦明
2
Junji Machi
1
,
Kuniaki Kojima
2
1ハワイ大学医学部外科
2順天堂大学医学部第2外科
1Department of Surgery, University of Hawaii
キーワード:
患者・家族
,
コミュニケーション
,
胆石
,
腹腔鏡下胆嚢摘出術
Keyword:
患者・家族
,
コミュニケーション
,
胆石
,
腹腔鏡下胆嚢摘出術
pp.1555-1568
発行日 2002年11月20日
Published Date 2002/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407905064
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1 はじめに
日常の診療に際して,どのような疾患の診断や治療においても,患者さんとその家族とのコミュニケーションの重要性は,改めて述べるまでもないでしょう.患者さんとその家族に十分な説明を行い,理解と協力を得てはじめてよい診療,そして患者さんに満足してもらえる診療が行えます.そこで今回のproblem-based conferenceでは,患者さんとその家族とのコミュニケーションに焦点を当てながら,そのために知っておかなくてはならないポイントや問題点についてディスカッションします.ことに外科では,手術に関連して術前・術後に,患者さんとその家族への適切な説明が必要です.今回は,一般外科手術のなかでも最も頻繁に行われる胆道系手術,すなわち胆嚢摘出術をテーマとして,その合併症を取り上げながら,患者さんとその家族とのコミュニケーションについて考えてみたいと思います.
手術にかかわる患者さんとその家族とのコミュニケーションには,
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