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特集 ヘルニア—最新の治療
大腿ヘルニアに対するプロリン®ヘルニアシステムの適応
Use of Prolene® hernia system for femoral hernia
田村 明彦
1
,
木村 成卓
1
,
岡本 一真
1
,
大関 美穂
1
,
川久保 博文
1
,
赤松 秀敏
1
,
岡 昭一
1
,
清水 敦夫
2
,
水沼 仁孝
2
,
松井 淳一
1
,
雨宮 哲
1
,
古泉 桂四郎
1
Akihiko TAMURA
1
1大田原赤十字病院外科
2大田原赤十字病院放射線科
キーワード:
大腿ヘルニア
,
プロリン®ヘルニアシステム
,
メッシュ
Keyword:
大腿ヘルニア
,
プロリン®ヘルニアシステム
,
メッシュ
pp.1085-1090
発行日 2002年8月20日
Published Date 2002/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904945
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大腿ヘルニアは高齢の女性に好発し,しばしば嵌頓し,緊急手術となることも多い.標準手術とされているMcVay法は手技が煩雑で再発率も無視できない.1998年にわが国に導入されたプロリン®ヘルニアシステム(以下,PHS)は内外鼠径ヘルニアに対し良好な成績を示しているが,大腿ヘルニアに対する術式としてはまだ定着していない.当院ではこれまでに6例の大腿ヘルニアに対して使用し良好な結果が得られている.いくつかの点に留意すれば大腿ヘルニアに対しても適応が可能であり,確実性・簡便性の点からも標準術式となりうると考えられる.本稿ではPHS使用における一般的な注意事項と大腿ヘルニアに対する適応について述べる.
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