特集 鼠径部ヘルニア手術を極める
大腿ヘルニア修復術
笹原 正寛
1
,
蜂須賀 丈博
1
1市立四日市病院外科
キーワード:
大腿ヘルニア
,
プラグ法
,
McVay法
Keyword:
大腿ヘルニア
,
プラグ法
,
McVay法
pp.157-160
発行日 2020年2月15日
Published Date 2020/2/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001536
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大腿ヘルニアの発生頻度は鼠径部ヘルニア全体の2~8%とされている。そのほとんどは成人に発症し,小児での報告はきわめてまれである。男女比は女性に4~5倍の頻度で発生するとされ,原因として,骨盤の形成が大きく大腿管が大きいことや,分娩による組織の脆弱化が一因と考えられている。また,右側での発症が左側の2倍と報告されている1,2)。
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