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特集 大学病院では学べない外科臨床
I. 消化器外科
12.鼠径部ヘルニア(鼠径ヘルニア,大腿ヘルニア),閉鎖孔ヘルニア
Groin hernia (inguinal hernia, femoral hernia), obturator hernia
松田 年
1
,
庄中 達也
2
,
角 泰雄
2
M. Matsuda
1
,
T. Shonaka
2
,
Y. Sumi
2
1旭川キュアメディクス
2旭川医科大学外科
キーワード:
鼠径ヘルニア
,
大腿ヘルニア
,
閉鎖孔ヘルニア
Keyword:
鼠径ヘルニア
,
大腿ヘルニア
,
閉鎖孔ヘルニア
pp.454-460
発行日 2020年4月25日
Published Date 2020/4/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_454
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鼠径部ヘルニア(鼠径ヘルニア,大腿ヘルニア)は外科医が最初に学び手術を行う疾患の一つである.基本的には良性疾患であり緊急性の少ない場合が多いが,「ヘルニア嵌頓」は基礎疾患のない腸閉塞の原疾患の一つで,適切な処置をしないと生命予後に及ぶ場合もある.特に大腿ヘルニア,閉鎖孔ヘルニアは嵌頓を起こしやすいので,腸閉塞が初発症状の患者を診察する際には,常に頭に入れておかなければいけない疾患であろう.
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