Japanese
English
特集 エビデンスから見直す癌術後患者のフォローアップ
肝細胞癌切除例に対するフォローアップ
Follow-up after hepatic resection for hepatocellular carcinoma
首藤 太一
1
,
広橋 一裕
1
,
久保 正二
1
,
田中 宏
1
,
竹村 茂一
1
,
山本 隆嗣
1
,
金沢 景繁
1
,
上西 崇弘
1
,
田中 肖吾
1
,
西野 佳浩
1
,
木下 博明
1
Taichi SHUTO
1
1大阪市立大学大学院医学研究科消化器外科・肝胆膵外科(第2外科)
キーワード:
肝細胞癌
,
肝切除
,
フォローアップ
,
ウイルス性肝炎
,
再発危険因子
Keyword:
肝細胞癌
,
肝切除
,
フォローアップ
,
ウイルス性肝炎
,
再発危険因子
pp.771-776
発行日 2002年6月20日
Published Date 2002/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904888
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肝細胞癌(肝癌)切除例のフォローアップの際には再発後にも有効な治療法が存在するため,再発を早期に診断することが亜要である.このため残肝再発の危険因子(転移再発:大型,肝内転移巣,門脈腫瘍栓陽性.多中心性再発:肝硬変併存,HBV-DNA高値,HCV-RNA陽性)に留意するとともに他臓器転移再発の有無を診断すべきである.さらにウイルス肝炎の沈静化や定期的な食道静脈瘤の観察など背景肝疾患の病状把握と治療にも注意しなければならない.
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