特集 腹部外傷の救急手術手技2019
脾損傷の手術
小林 慎二郎
1
,
大坪 毅人
1
,
小泉 哲
1
1聖マリアンナ医科大学消化器・一般外科
キーワード:
脾損傷
,
腹部外傷
Keyword:
脾損傷
,
腹部外傷
pp.147-152
発行日 2019年2月15日
Published Date 2019/2/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001044
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脾臓は肝臓とともに外傷で損傷を受けやすい実質臓器であり1),外傷性脾損傷に対する治療はかつて開腹手術が第一選択であった2)。近年ではMDCT(muluti-detector row computed tomography)による損傷部位や程度の詳細な診断およびIVR(interventional radiology)技術の進歩によって,TAE(transcatheter arterial embolization)などによるNOM(non-operative management)で救命可能な症例が90%前後にまでなっている3-4)。
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