Japanese
English
特集 消化器外科における機能検査
直腸肛門機能検査
Physiological tests for anorectal function
高瀬 康雄
1
,
大矢 雅俊
1
,
中村 哲郎
1
,
小松 淳二
1
,
菅又 嘉剛
1
,
高野 仁
1
,
赤尾 周一
1
,
石川 宏
1
Yasuo TAKASE
1
1獨協医科大学越谷病院外科
キーワード:
直腸肛門機能障害
,
マノメトリー
,
排便造影
Keyword:
直腸肛門機能障害
,
マノメトリー
,
排便造影
pp.441-446
発行日 2002年4月20日
Published Date 2002/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904819
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直腸肛門機能検査は直腸肛門部における便の保持と排泄にかかわる種々の因子を客観的・定量的に評価することを目的として施行される.マノメトリーでは内・外肛門括約筋機能を,直腸感覚検査では便の貯留能を評価する.便失禁の患者では肛門管感覚の障害が見られることもある.排便造影は肛門部での便排泄障害の証明や便排泄に伴う形態的異常の検出に有用である.肛門括約筋超音波検査や陰部神経・脊髄神経伝導速度測定は肛門括約筋の機能低下の鑑別診断に有用である.腸管通過時間は便輸送能の指標となる.
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