Japanese
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特集 便失禁の診断と治療update
II. 各論
3.便失禁を評価するための検査法―直腸肛門内圧検査(マノメトリー)の実際
Evaluation of fecal incontinence:anorectal manometry, how to perform and interpret
武田 泰裕
1
,
衛藤 謙
1
Y. Takeda
1
,
K. Eto
1
1東京慈恵会医科大学外科
キーワード:
便失禁
,
直腸肛門機能障害
,
直腸肛門機能評価
,
直腸肛門内圧検査
Keyword:
便失禁
,
直腸肛門機能障害
,
直腸肛門機能評価
,
直腸肛門内圧検査
pp.674-679
発行日 2024年5月1日
Published Date 2024/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_674
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便失禁をはじめとした直腸肛門機能障害において,問診とともに直腸・肛門機能を定量的に評価する検査法は重要である.中でも直腸肛門内圧検査(マノメトリー)は肛門の括約筋機能のほか,直腸貯留能や直腸肛門反射を評価する指標となる.内外括約筋(不随意筋)と外括約筋(随意筋)の組み合わせで主に肛門内圧は規定され,便失禁は安静時の静止圧と最大収縮時の随意圧がともに低くなる傾向が報告されている.
© Nankodo Co., Ltd., 2024