最新肛門疾患の診断と治療
肛門機能の評価・測定 肛門機能の評価法
國本 正雄
1
,
安部 達也
,
鉢呂 芳一
1くにもと病院 肛門科
キーワード:
筋電図
,
肛門疾患
,
超音波診断
,
排便造影
,
括約筋
,
知覚検査
Keyword:
Anus Diseases
,
Electromyography
,
Ultrasonography
,
Defecography
pp.993-996
発行日 2007年9月1日
Published Date 2007/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2007342040
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肛門機能の評価は、便失禁や便秘など排便機能障害や肛門疾患の診断と治療にさいしてきわめて重要である。おもな評価法としては、肛門内圧測定、排便造影、肛門超音波検査、電気刺激直腸肛門知覚検査、バルーン直腸知覚検査、直腸肛門反射、陰部神経伝達速度、脊髄刺激伝達速度、肛門括約筋筋電図などがある。これら肛門機能評価は、直腸機能評価や直腸肛門を支配する中枢神経の評価などと併せて、正確な診断ならびに最適な治療法の選択を行ううえでの一助とすべきである。
©Nankodo Co., Ltd., 2007