Japanese
English
臨床研究
腹腔鏡下胆嚢摘出術におけるボイスコントロールロボットの有用性
Voice-Controlled Robot use in laparoscopic cholecystectomy
菅原 弘光
1
,
岡田 信一郎
1
,
田名場 善明
1
,
里見 進
2
Hiromitsu SUGAWARA
1
1釜石市民病院外科
2東北大学大学院先進外科学分野
キーワード:
ロボット
,
音声指示
,
腹腔鏡下手術
Keyword:
ロボット
,
音声指示
,
腹腔鏡下手術
pp.395-398
発行日 2002年3月20日
Published Date 2002/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904812
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
内視鏡下手術は低侵襲性が一般に認められ,近年盛んに施行されるようになった1).一方,開腹手術と異なり鏡視下手術における視野の確保は助手が内視鏡操作を行うため,術者にとって間接的,授動的なものとなった.
1996年,音声制御ロボット(ボイスコントロールロボット)が開発され,腹腔鏡下手術において,有効性が報告されている2,3).当科では1998年12月からボイスコントロールロボットを腹腔鏡下胆嚢摘出術に導入し,2001年3月までに21例を経験した.筆者らの調べた範囲では,本邦におけるボイスコントロールロボットを用いた腹腔鏡下胆嚢摘出術の手術成績を検討した報告例は少ない3).そこで今回筆者らは,当科において施行したボイスコントロールロボットを用いた腹腔鏡下胆嚢摘出術と従来の腹腔鏡下胆嚢摘出術の臨床成績を比較検討し報告する.
Copyright © 2002, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.