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腹腔鏡下胆嚢摘出術
Laparoscopic cholecystectomy
伊藤 徹
1
,
出月 康夫
1
Tohru ITOH
1
,
Yasuo IDEZUKI
1
1東京大学医学部第2外科
pp.209-213
発行日 1991年2月20日
Published Date 1991/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900376
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はじめに
欧米では近年,開腹手術によらず腹腔鏡下に胆嚢切除を施行する方法が急速に普及しつつある1〜3).腹腔鏡下胆嚢摘出術は従来の開腹による胆嚢切除と比較し,①侵襲度が少なく,入院期間の短縮と日常生活への早期復帰が可能,②手術創の瘢痕がほとんど残らない,③手術に起因する腹腔内癒着が生じにくい,などの利点がある.この新しい外科手術は今後,本邦においても急速に普及していくことが予想される.
当教室においても,昨年の9月より本法による胆嚢摘出術を開始している.本稿では,著者らが現在施行している手術の手順について,手術に必要な器械類・処置具の解説を加えながら報告する.
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