Japanese
English
臨床報告・1
膵頭神経叢領域に発生し画像上充実性腫瘤像を呈した神経鞘腫の1例
A case of retroperitoneal schwannoma behind the pancreas head
宗岡 克樹
1
,
白井 良夫
2
,
松尾 仁之
3
,
生天目 信之
2
,
畠山 勝義
2
Katsuki MUNEOKA
1
1新津医療センター病院外科
2新潟大学医学部第1外科
3新潟臨港総合病院外科
キーワード:
後腹膜腫瘍
,
神経鞘腫
,
膵腫瘍
Keyword:
後腹膜腫瘍
,
神経鞘腫
,
膵腫瘍
pp.399-402
発行日 2002年3月20日
Published Date 2002/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904813
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はじめに
神経鞘腫はSchwann細胞由来とされる良性腫瘍であり1),体幹や四肢に好発する.膵頭周囲の後腹膜に発生する神経鞘腫はまれであり,その多くは嚢胞形成を示すため腫瘍性膵嚢胞や膵のsolid and cystic tumorとの鑑別が重要となる2).今回,CT検査にて膵周囲の後腹膜に偶然発見され,膵鉤部原発腫瘍との鑑別が困難であった充実性神経鞘腫の1例を経験したので報告する.
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