Japanese
English
臨床報告・1
腸重積を契機として診断された血清CEAの軽度高値を示す虫垂粘液嚢腫の1例
A case of appendix mucocele diagnosed by intussusception associated with slightly increased serum CEA
馬場 將至
1
,
桧垣 直純
1
,
石田 雅俊
1
,
川崎 博泰
1
,
篠山 喜昭
2
Masashi BABA
1
1市立柏原病院外科
2市立柏原病院内科
キーワード:
虫垂粘液嚢腫
,
腸重積
,
血清CEA高値
Keyword:
虫垂粘液嚢腫
,
腸重積
,
血清CEA高値
pp.265-268
発行日 2002年2月20日
Published Date 2002/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904791
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はじめに
虫垂粘液嚢腫は近年の画像診断法の発達により術前診断が可能となり,報告例が増加した9,10,12).虫垂粘液嚢腫は腸重積,絞扼性イレウス,腹膜偽粘液腫などを合併することがあるが,腸重積を合併し,術前診断された例は少ない.今回,筆者らは腸重積を契機として診断された血清CEAの軽度高値を示す虫垂粘液嚢腫の1例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.
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