Japanese
English
臨床報告・1
先天性胆管拡張症(戸谷V型)に発生した肝内胆管癌の1例
Carcinoma arising from the wall of a congenital choledochal type V cyst
八木 洋
1,2
,
板野 理
1
,
小林 直之
1
,
神野 浩光
1
,
鈴木 文雄
1
,
大高 均
1
Hiroshi YAGI
1,2
1国家公務員共済組合連合会立川病院外科
2現:慶応義塾大学医学部外科
キーワード:
胆管癌
,
先天性胆管拡張症
,
膵胆管合流異常
Keyword:
胆管癌
,
先天性胆管拡張症
,
膵胆管合流異常
pp.259-263
発行日 2002年2月20日
Published Date 2002/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904790
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
先天性胆管拡張症とは総胆管を含む胆道系が先天的に種々の程度の拡張を示す疾患のことを称し1),ほぼ全例に膵胆管合流異常を合併することが知られている.胆道癌が高率に発生するため,膵胆管合流異常による膵液の胆管内逆流が発癌の重要な要因と考えられている.今回,筆者らは膵胆管合流異常を合併しない先天性胆管拡張症(戸谷V型)に発生した肝内胆管癌の1例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.
Copyright © 2002, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.