特集 虫垂疾患に対する腹腔鏡手術
虫垂粘液嚢腫に対する腹腔鏡手術
鱒渕 真介
1
,
奥田 準二
2
,
石井 正嗣
1
,
山本 誠士
1
,
田中 慶太朗
1
,
内山 和久
1
1大阪医科大学一般・消化器外科
2大阪医科大学附属病院がんセンター
キーワード:
虫垂粘液嚢腫
,
腹腔鏡手術
Keyword:
虫垂粘液嚢腫
,
腹腔鏡手術
pp.1265-1272
発行日 2018年7月15日
Published Date 2018/7/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000000790
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
虫垂粘液嚢腫は,Rokitanskyによって1866年にはじめて報告され,比較的まれな疾患とされている1)。Higaら2)は虫垂粘液囊腫を病理学的に,①focal or diffuse mucosal hyperplasia,②mucinous cystadenoma,③mucinous cystadenocarcinomaの3型に分類し,『大腸癌取扱い規約(第7版)』では良性の粘液嚢胞腺腫と悪性の粘液嚢胞腺癌に分類していた3)。
Copyright © 2018, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.