発行日 2005年6月1日
Published Date 2005/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2005187068
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鼠径部の局所解剖について,主として成人男子の右側鼠径ヘルニアを中心に述べた.外腹斜筋,内腹斜筋,腹横筋,横筋筋膜,腹膜前筋膜,腹膜,鼠径靱帯,腸骨恥骨靱帯(iliopubic tract),およびCooper靱帯それぞれの相互の位置関係,さらに鼠径部の神経走行を理解する必要がある.また,tension-freeの術式の普及に伴って,筋膜前腔の知識の重要性が高まった.なお,鼠径ヘルニアに対する術式の変遷にも言及した
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