Japanese
English
特集 新しい医療材料と器具
創傷ドレッシング材
Wound dressing materials in Japan
三浦 英一朗
1
,
小林 徹也
1
,
高尾 良彦
1
,
穴澤 貞夫
1
,
青木 照明
1
,
山崎 洋次
1
Eiichiro MIURA
1
1東京慈恵会医科大学外科
キーワード:
創傷ドレッシング材
,
創傷被覆材
,
創傷管理
,
創傷治癒
Keyword:
創傷ドレッシング材
,
創傷被覆材
,
創傷管理
,
創傷治癒
pp.1471-1476
発行日 2001年11月20日
Published Date 2001/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904693
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人はキズを治そうとするとき,キズを何かで覆うという行為を行ってきた。有史以来の歴史をみると創傷に樹液,獣脂,蜂蜜,オリーブ油などを塗布してから布などで覆う方法が何世紀も行われた。19世紀に細菌が発見され消毒や滅菌法が開発され,創傷を薬剤で消毒しガーゼで覆うことが一般的となり現在でも頻用されている。20世紀半ばに創傷治癒における閉鎖湿潤環境理論が提唱されてから,創傷被覆材の開発が盛んになってきた。現在わが国ではガーゼの欠点を補うものから,フィルム材,ハイドロコロイド材,アルギネートなどさまざまな創傷被覆材が入手可能であるが,それぞれの特徴を述べ,創傷被覆材の選択のガイドラインを示す。
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