Japanese
English
臨床経験
交通事故による慢性期外傷性胸部大動脈瘤4例の治療経験
Chronic traumatic aneurysm of the thoracic aorta resulting from traffic accident: clinical experience of 4 cases
井隼 彰夫
1
,
千葉 幸夫
1
,
木村 哲也
1
,
森岡 浩一
1
,
奈良 雅文
1
,
津田 武嗣
1
Akio IHAYA
1
1福井医科大学第2外科
キーワード:
慢性期外傷性胸部大動脈瘤
,
交通事故
Keyword:
慢性期外傷性胸部大動脈瘤
,
交通事故
pp.855-858
発行日 2001年6月20日
Published Date 2001/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904503
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はじめに
鈍的胸部外傷による胸部大動脈損傷は大動脈峡部に最も多く見られ,受傷後30分以内にその80から90%が死亡し,慢性期まで生存するものは文献的に5%以下と言われている1).また,慢性期の多くは仮性動脈瘤の形をとるとされ,発見されれば破裂予防のため積極的に手術をすべきとされている2).筆者らは現在までに交通事故による慢性期外傷性胸部大動脈瘤4例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.
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