Japanese
English
臨床報告・1
多発性肺動静脈瘻に対し両側同時に胸腔鏡補助下で中葉切除および舌区部分切除を施行した1例
A case of video-assisted thoracic surgery (VATS) for bilateral pulmonary arteriovenous fistulae
加瀬 昌弘
1
,
山形 達史
1
,
蔵田 英志
1
,
岡本 雅彦
1
,
都島 由紀雄
1
Masahiro KASE
1
1横浜市立市民病院胸部外科
キーワード:
肺動静脈瘻
,
胸腔鏡下手術(VATS)
,
中葉切除術
Keyword:
肺動静脈瘻
,
胸腔鏡下手術(VATS)
,
中葉切除術
pp.829-832
発行日 2001年6月20日
Published Date 2001/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904496
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はじめに
先天性肺動静脈瘻(以下,AVF)は時に重篤な合併症発生の可能性がある1,2)ことから,多発例であっても肺機能を温存した可及的切除が推奨されている3,4).今回筆者らは両側肺のS5領域に発生したAVFに対し,それぞれを胸腔鏡下手術(VATS)で切除した.左側は胸膜直下にあり,舌区部分切除術を,深部に存在した右側は中葉切除術を施行した.両側同時VATSの報告は稀であるので若干の文献的考察を加えて報告する.
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