Japanese
English
臨床報告・1
多発性肺転移を伴った肝細胞癌がspecific substance mycobacterium(SSM)単独投与で完全寛解した1例
A case of hepatocellular carcinoma with multiple lung metastasis that showed complete regression after a specific substance mycobacterium (SSM) injection
井上 康一
1
,
田島 隆行
1
,
高 誠勉
1
,
佐藤 哲也
1
,
杉田 輝地
1
,
遠藤 茂通
2
Kouichi INOUE
1
1山近記念総合病院外科
2山近記念総合病院内科
キーワード:
肝細胞癌
,
多発性肺転移
,
免疫療法
Keyword:
肝細胞癌
,
多発性肺転移
,
免疫療法
pp.699-702
発行日 2001年5月20日
Published Date 2001/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904470
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はじめに
肝細胞癌はときに自然寛解することが報告されている1)が,多数の肺転移を伴った肝細胞癌が自然寛解することはきわめてまれである2).われわれは今回,多発性肺転移を伴った肝細胞癌がspecific substance mycobacterium(SSM,いわゆる丸山ワクチン)単独投与後に完全寛解した1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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