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特集 総胆管結石治療の最前線—手技と周辺機器の進歩
開腹術下アプローチ
Tチューブドレナージ
T-tube drainage with open laparotomy
高橋 伸
1
shin TAKAHASHI
1
1日本鋼管病院
キーワード:
総胆管結石
,
Tチューブドレナージ
,
開腹手術
Keyword:
総胆管結石
,
Tチューブドレナージ
,
開腹手術
pp.357-363
発行日 2001年3月20日
Published Date 2001/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904405
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総胆管結石の治療は新しい技術の出現により,多くの治療法から最良の方法を選択する時代になったが,1997年度の胆石全国調査報告では総胆管結石症例の60%が開腹手術により治療され,その大多数でTチューブ挿入が施行されていた.Tチューブを用いる目的は,総胆管の減圧・ドレナージと術後の切石経路の確保であり,長所は十分に太いルートが当初から得られることである.しかし,短所として抜去までに長時間を要することは避けられない.各症例ごとに病態を正しく診断し,適切な治療法を選ぶべきであるが,現時点での開腹Tチューブの適応は,ESTやEPDができない症例や不成功に終わった症例,あるいは技術的に腹腔鏡下手術が行えない症例であろう.
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