病院めぐり
市立室蘭総合病院外科
渋谷 均
pp.1594
発行日 2000年12月20日
Published Date 2000/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904334
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鉄の街室蘭市は鉄鋼業界不況の煽りを受け,昭利40年代の全盛期には18万人いた人口が現在では10万5千人ほどに減少しております.しかし,この人口減も市,企業努力により底打ちとなっており,人口減に歯止めがかかっている状況です.平成10年度には市民の長い間の夢であった自鳥大橋が完成したことにより市内から函館方面への交通の便が非常によくなり,また多くの観光客を呼んでいます.またスポーツではサッカーが非常に盛んで,サッカー競技場が完備されており,来年1部復帰がほぼ確実なコンサドーレ札幌の試合が年に数試合組まれております.
さて,私たちが勤務する市立室蘭総合病院は明治時代に設立されて以来,120年余りの伝統をもつ市の中核病院の一つで,平成10年に脳外,心臓血管外科,形成外科を新たに加え全18科の総合病院として新しく新築移転しました.病床数は586床,医師数68名で診療にあたっております.来年度からは臨床研修指定病院の認定を受けることになり,研修医が10名ほど増えることが予測されます.当病院の医師構成は札幌医大の同門がほとんどで,眼科,麻酔科以外は札幌医大各医局の関連施設となっており,ミニ札幌医大ということができます.そのため各科の連携は非常に親密で,仕事がしやすい環境にあります.
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