病院めぐり
大館市立総合病院外科
大石 晋
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1大館市立総合病院外科
pp.1242
発行日 2008年9月20日
Published Date 2008/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102261
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大館市は秋田県の北東部,青森県との県境に位置しており,米代川と長木川の清流沿いに開けた盆地にあります.明治22年に町制が施行され,昭和26年に大館市となり,平成17年には隣町の比内町,田代町と合併して人口8万人を超える北東北の拠点都市として整備が進められています.秋田杉の曲げわっぱや比内地鶏のきりたんぽ鍋,忠犬ハチ公出生の地として当地は広く知れわたっています.
当院の歴史は古く,明治12年に私立大館病院として創設されてからおよそ120年の歴史を誇っています.平成19年にリニューアルされ,11階建の高層棟が出来上がりました.屋上には県内初のヘリポートが設置され,高次医療が必要な患者の救急搬送に役立つものと期待されます.また,エイズ中核病院,災害拠点病院,周産期医療センター,臨床教育病院などにも指定されており,県北の地域中核病院として「患者さんが安心と満足の得られる医療の展開」を理念として医療の提供に努めている病院です.診療科は22科,病床数493床(精神科100床を含む)で,1日の外来患者数1,200名,常勤医師46名,臨床研修医6名となっています.
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