連載 病院めぐり
市立室蘭総合病院
下谷 保治
pp.1565
発行日 2003年12月10日
Published Date 2003/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409101357
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市立室蘭総合病院は明治6年に設立された官立病院が起源であり,大正11年,市制施行により市立室蘭病院と改称され現在に至っており,平成14年に創立130年を迎えた.当院は室蘭,登別,伊達および周辺町村を含めた西胆振(いぶり)保健医療圏の地域センター病院としてその責務を果たしてきている.平成9年6月に分院(精神科)を統合して現在地に新築移転し診療を開始した.病床数609床,一般病床数 : 401床,感染病床数 : 4床,結核病床数 : 24床,精神病床数 : 180床で構成され,診療科目は20科である.当院は平成13年度に卒後臨床研修病院としての指定を受け,来年度から本格的な卒後臨床研修が開始される予定であり,院長以下,職員一同その受け入れに鋭意準備中である.
産婦人科は昭和52年卒の男性医師と平成2年卒の女性医師の常勤医2人で診療を行っている.当科の病床数は10床である.2人という少人数のためその仕事量ならびに範囲は自ずと限定されており,自らの能力範囲において患者さんの要求に最大の努力を持って応えるというモットーで診療を行っている.外来は一般婦人科ならびに産科外来と助産師による妊産婦指導外来があり,専門外来は設けていない.
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