病院めぐり
三井記念病院外科
平田 泰
pp.1595
発行日 2000年12月20日
Published Date 2000/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904335
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当院は,電器とパソコンの街として知られる秋葉原にほど近く,JRの秋葉原駅から徒歩5分と利便の良いところに立地しております.創立は明治39年にさかのぼり,全焼した東京帝国大学第二医院跡地に建てられた三井慈善病院から,泉橋慈善病院,三井厚生病院を経て現在の社会福祉法人三井記念病院に至っております.総病床数は482床で,うち外科の病床は平均して約130床程度になります.手術は年間約1,500件を数えます.
私ども三井記念病院外科の特色は,何といってもそのレジデントシステムにあります.毎年全国から公募採用する4名の新卒者に4年間の一貫した研修を行っており,総勢16名のレジデントが消化器・乳腺内分泌・一般外科を中心に循環器・呼吸器・麻酔・救急などをローテートし,病棟では主治医として自主性を尊重されるとともに責任をもって外科の修練に励んでおります.すでに卒業生は100名を越え,日本全国で地域医療の最前線,総合病院勤務,大学教授などさまざまな進路に活躍中です.レジデント応募倍率は例年4倍を上回り,夏休みなどには下見を兼ねて多数の学生が見学実習に訪れます.さらに近年になってよりいっそうのスペシャリティが求められるため,各科が独自に専門レジデントを全国より公募しておりますが,外科レジデント卒業生も多く志望しております.現在専門レジデントは11名を数え,研修期間は2年程度となっています.
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