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特集 超音波ガイド下の穿刺手技
肝腫瘍の超音波血流画像下穿刺術
Percutaneous needle placement into hepatic tumors under ultrasound vascular image guidance
工藤 正俊
1
Masatoshi KUDO
1
1近畿大学医学部消化器内科
キーワード:
肝腫瘍
,
超音波血流画像下穿刺
,
超音波造影剤
,
ハーモニックイメージング
,
造影エコー法
Keyword:
肝腫瘍
,
超音波血流画像下穿刺
,
超音波造影剤
,
ハーモニックイメージング
,
造影エコー法
pp.1551-1555
発行日 2000年12月20日
Published Date 2000/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904324
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肝腫瘍に対する超音波血流画像下穿刺術には大きく分けて動注造影エコー下の穿刺,カラードプラガイド下の穿刺,静注造影エコー下の穿刺の3種類がある.CO2動注造影エコー下穿刺は精密かつコントラスト分解能がきわめて優れているものの,侵襲性が高い.カラードプラ下の穿刺は手軽ではあるが,感度の点とリアルタイム性に問題がある.したがって,最近の流れとしては静注造影剤を用いる穿刺術が今後普及してゆくものと考えられる.特に静注造影剤にハーモニックモードを備えた最新の装置を併用することにより得られるリアルタイムで,かつグレイスケールモードのハーモニックイメージはほぼCO2動注USに匹敵する空間分解能,時間分解能,濃度分解能が得られるようになってきたため,最終的にはこの手法が肝細胞癌の診断・治療戦略を大きく変えうる手段として臨床に定着して行くものと期待されている.
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