臨床外科交見室
米国でのSentinel Node BiopsyとProtocol
町 淳二
1
Junji MACHI
1
1ハワイ大学医学部外科
pp.1160-1161
発行日 2000年9月20日
Published Date 2000/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904202
- 有料閲覧
- 文献概要
臨床外科55巻3号に特集された“Sentinel Node NavigationSurgery”を読み,日本におけるsentinel node biopsy(SNB)の現状を知ることができました.系統的リンパ節郭清や広範囲郭清を最先端に行ってきた日本において,リンパ節郭清の縮小につながるSNBの概念が研究され,すでに実地医療に導入されはじめているとのことで驚いてもいます.欧米におけるSNBの現況も紹介されていましたが,米国で外科を実践している立場から,乳癌における①SNBの手技,②standard surgery(標準術式)なのか,そして③protocol(臨床試験)について,一言意見を述べさせていただきます.
Copyright © 2000, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.