Japanese
English
特集 甲状腺外科—最新の臨床
甲状腺癌におけるsentinel nodeの検索
Sentinel node concept for thyroid cancer
中野 静雄
1
,
東 泰志
1
,
喜島 佑子
1
,
大脇 哲洋
1
,
愛甲 孝
1
Shizuo NAKANO
1
,
Qubain SW
1
1鹿児島大学医学部第1外科
キーワード:
甲状腺癌
,
センチネルリンパ節
,
リンパ節郭清
Keyword:
甲状腺癌
,
センチネルリンパ節
,
リンパ節郭清
pp.1351-1356
発行日 2001年10月20日
Published Date 2001/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407905321
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術前NO甲状腺乳頭癌症例25例を対象として,甲状腺癌に対するsentinel node(SN)conceptの妥当性について検討した.色素法では手術時に腫瘍近傍上下にLymphazurinR0.2 ml×2か所に注入し,染色されたリンパ節をSNとした.後期の11例ではRI法(99mTc-tin Colloid)を併用し,lymphoscintigraphy,ガンマプローブによるRIの取り込みによりSNを同定した.色素法ではSN同定率92%(23/25),正診率96%(22/23),感度91%(10/11)であった.RI法ではSN同定率100%(11/11),正診率91%(10/11),感度80%(4/5)であった.また,SN部位と微小転移部位の分布は類似しており,甲状腺癌においてもSN conceptが成立する可能性が示唆された.
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