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                                    医療機能評価の現状
                                    
                                    
                            
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                        
                                            
                                                星 和夫
                                            
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                                                Kazuo HOSHI
                                            
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                  1青梅市立総合病院
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                            
                            
                        
                
                            
                            
                        
                
                pp.1153-1159
                
                
                
                  
                  
              
              
              
                  発行日 2000年9月20日
                  Published Date 2000/9/20
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904201
                
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日本の病院医療の質
1人の患者の疾病を診断・治療する知識や技術を意味する「医学」に関しては,わが国は欧米に比べて決して劣るものではないと考えられるが,患者を中心として実際の受診から入院,診断,治療,退院後のケアまでを通じた一連の過程を意味する広い意味の「医療」に関しては,残念ながら先進国に比べてアメニティなどの点でかなり劣るとされている.
厚生省は戦後,戦火により壊滅した医療施設の復旧のため,「だれでも,どこでも,いつでも」を旗印に,国民皆保険の施行とともにひたすら医療施設や医療職種の増加に努めてきた.その結果,今やわが国の医療はaccessibility(かかりやすさ)の点では世界一と自負するようになったが,反面,医療施設のアメニティは劣悪,病床は過剰,医療費は高齢者の増加とともに高騰し,保険財政は破綻の危機に瀕している.

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