Japanese
English
特集 Sentinel Node Navigation Surgery
乳癌に対するSentinel Node Navigation Surgeryの現状と未来
Sentinel node navigation surgery in breast cancer
井本 滋
1
,
池田 恢
2
,
村上 康二
2
,
福喜多 博義
2
,
海老原 敏
3
,
松本 武夫
4
,
森山 紀之
5
,
落合 淳志
6
,
長谷部 孝裕
6
Shigeru IMOTO
1
1国立がんセンター東病院乳腺外科
2国立がんセンター東病院放射線科
3国立がんセンター東病院頭頸科
4国立がんセンター東病院臨床検査部病理
5国立がんセンター中央病院放射線診断部
6国立がんセンター研究所支所臨床腫瘍病理部
キーワード:
乳癌
,
センチネルリンパ節生検
,
実地医療
Keyword:
乳癌
,
センチネルリンパ節生検
,
実地医療
pp.301-305
発行日 2000年3月20日
Published Date 2000/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904049
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「Sentinel node navigation surgery」すなわち「sentinel node biopsy(以下,SNB)」は,乳癌の外科療法におけるいわゆる標準的「腋窩リンパ節郭清(axillar lymph nodes dissection:ALND)」に衝撃を与えた.乳癌でのSNBは1990年代前半に始まったが,今や日米欧の先進施設ではその手技がほぼ確立され,診断精度も100%近い.欧米ではSNBとALNDを比較した大規模な臨床試験が進行中であり,SNBの真価が問われようとしている.本稿では当院で昨年前半に確立したSNBとその後の実地医療への導入を概説し,日本におけるSNBの現状をふまえてその未来を展望する.
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