Japanese
English
特集 肛門疾患診療の実際とコツ
肛門機能不全の治療
Treatment for anal incontinence
佐藤 知行
1
,
小西 文雄
2
,
中坪 直樹
1
,
永井 秀雄
1
Tomoyuki SATO
1
1自治医科大学消化器一般外科
2自治医科大学大宮医療センター外科
キーワード:
肛門機能不全
,
治療
,
手術
,
便失禁
,
肛門括約筋
,
陰部神経
Keyword:
肛門機能不全
,
治療
,
手術
,
便失禁
,
肛門括約筋
,
陰部神経
pp.1011-1019
発行日 2000年8月20日
Published Date 2000/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904177
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肛門機能不全の外科治療は肛門縫縮術から,括約筋修復術,肛門後方修復術,肛門前方修復術,人工肛門括約筋,Pickrell手術,電気刺激を加えた大腿薄筋による新括約筋形成術へと発展し,現在ではいくつもの選択肢が用意できるようになった.また,バイオフィードバック治療や仙骨神経電気刺激法,また筆者らが開発した陰部神経手術など,治療法に新しい展開もみられる.しかし,現時点では肛門機能不全の治療法には未解決な点が多く,それらの施行に際しては,長期成績の限界をも含めた十分なインフォームドコンセントが重要となろう.
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