Japanese
English
臨床報告・1
卵巣癌の脾臓転移,直腸転移に対し腹腔鏡下脾摘術と開腹下低位前方切除術を同時に施行した1例
A case of laparoscopic splenectomy and open low anterior resection for splenic and rectal metastasis of ovarian cancer
下松谷 匠
1
,
堀内 哲也
1
,
天谷 博一
1
,
中村 誠昌
1
,
青竹 利治
1
,
打波 大
1
Takumi SHIMOMATSUYA
1
1福井医科大学第2外科
キーワード:
腹腔鏡下脾摘術
,
卵巣癌
,
脾臓転移
,
直腸転移
Keyword:
腹腔鏡下脾摘術
,
卵巣癌
,
脾臓転移
,
直腸転移
pp.493-496
発行日 2000年4月20日
Published Date 2000/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904085
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はじめに
脾臓や直腸への固形腫瘍の転移は比較的稀であり,手術報告例も限られている1,2).卵巣癌の腹膜転移に対し子宮全摘,両側卵巣切除,大網全切除を施行し,さらに開腹による腹膜温熱灌流化学療法を行い,3年後に横隔膜転移の切除術を行った卵巣癌症例において脾臓転移,直腸転移を認め,腹腔鏡下脾摘術と開腹による低位前方切除術を同時に施行した症例を経験したので報告する.
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