Japanese
English
臨床報告・1
下血を主訴とした腹腔内異物肉芽腫の1例
A case of intra-abdominal foreign body granuloma presented with melena
水谷 聡
1
,
山本 聖一郎
1
,
固武 健二郎
1
,
月岡 健雄
2
,
北郷 実
1
,
尾形 佳郎
1
,
小山 靖夫
1
Satoshi MIZUTANI
1
1栃木県立がんセンター外科
2栃木県立がんセンター画像診断部
キーワード:
腹腔内異物肉芽腫
Keyword:
腹腔内異物肉芽腫
pp.497-499
発行日 2000年4月20日
Published Date 2000/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904086
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はじめに
開腹術後の異物肉芽腫は縫合糸,ガーゼ,タオルなど種々の異物により惹起される慢性炎症性疾患である.腹痛,発熱を初発症状とするものが多く,下血で発症することはきわめて稀である1).今回筆者らは下血を契機に発見された腹腔内遺残ガーゼによる異物肉芽腫の1例を経験したので報告する.
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