Japanese
English
特集 各種ステント治療のノウハウ
胆道系疾患に対するステント利用
Use of stents for treatment of biliary disease
徳原 真
1
,
阿部 展次
1
,
杉山 政則
1
,
跡見 裕
1
Makoto TOKUHARA
1
1杏林大学医学部第1外科
キーワード:
tube stent
,
EMS
,
胆道内瘻術
,
閉塞性黄疸
Keyword:
tube stent
,
EMS
,
胆道内瘻術
,
閉塞性黄疸
pp.435-440
発行日 2000年4月20日
Published Date 2000/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904073
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胆道用ステントは現在,手術不能な悪性胆道狭窄の胆道内瘻化に広く使用され,患者のQOLの改善に寄与している.胆道用ステントは従来からのtube stentと金属製のexpandable metallicstent(EMS)に大別される.Tube stentは抜去,交換が可能で,良性胆管狭窄や胆管損傷など一時的な内瘻化が必要な場合や,予後が不良で長期開存性が問われない膵癌などに対して良い適応となる.EMSはその様々な有用性から,悪性胆道狭窄の内瘻化の主流となっている.EMSは各種市販され,その材質,形状,柔軟性などによりそれぞれ特徴を有している.ステントの挿入,留置はステントの特徴をよく把握し,個々の症例に合ったステント,留置経路を選択することが重要と思われる.
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